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BETTER FOOD VOL.1
ベターフード創刊号
私たちが日常的に楽しむ食には多くの負の側面が存在する。大量生産・大量消費を基本に設計された現代のフードシステムは、様々な問題をもたらしている。しかし、まだ希望はあるはずだ。より良いフードシステムを作る試みは、既に世界各地で始まっている。そんな国内外のムーブメントや先駆者たちを紹介し、より良い食の未来を描くために、本誌は作られた。
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〈目次〉
FROM JUNGLE TO TABLE
ジャングルから食卓へ
バリ島でモダンインドネシア料理を提供するロカヴォアのオーナーシェフであるイルケ氏へのインタビュー。地産の食材を使うこと、生産者との関係性、ファームトゥテーブルのリアルを聞いた。
FARM TO TABLE: CUISINE RÉGIONALE L'ÉVO
レヴォ
ファーム・トゥ・テーブルを実践するレストランその一、日本の富山県南砺市利賀村にあるレヴォ。日本にはなかった前衛的地方料理、富山県産の食材へのこだわり、ジビエに対する向き合い方について。
FARM TO TABLE: RESTAURANT DE KAS
デ・カス
ファーム・トゥ・テーブルを実践するレストランその二、オランダの首都アムステルダムにあるデ・カス。ガラス製温室の中に作られたレストラン、自社農場で野菜を栽培すること、再エネとコンポストついて。
FARM TO TABLE: AZURMENDI
アスルメンディ
ファーム・トゥ・テーブルを実践するレストランその三、スペインのバスク州にあるアスルメンディ。生産者へのリスペクト、伝統在来種の保存、ヒューマニズムについて。
CLIMATE CHANGE AND THE RESTAURANT
気候変動とレストラン
気候変動が企業の経営会議で議論されるトピックとなった昨今、飲食業はいかにこの危機に対応することができるのだろうか。マクドナルド、バーガーキング、イケアといったグローバル企業の対応に迫る。
THE FOREST GRAZING
森林放牧
栃木県那須で森林放牧を実践する森林ノ牧場のオーナーである山川氏へのインタビュー。牛の命の価値を上げること、日本の酪農業界の課題、日本ならではの酪農の未来。
GIN HELPS COMMUNITY
コミュニティを支えるジン
カンボジアのクラフトジンメーカーMAWSIMのCOOである津崎氏へのインタビュー。カンボジアでジン造りを始めた経緯、水草をベーススピリッツの原料に使う試み、農村を支援するソーシャルビジネスの展望に迫る。
BUILDING BETTER FOOD SYSTEM
より良いフードシステムを作る方法
ボーランを手がけたディラン氏に、コロナ以降にスタートしたコミュニティスペース〈フード・トラスト〉と、再オープンしたばかりのカジュアルタイ料理レストラン〈ウー〉で目指す“フードビジネスの未来”について話を聞いた。
COFFEE SHOPS WE LOVE
私たちが愛してやまないカフェ
編集部が愛してやまない国内外のカフェについて気ままに紹介。今回は、六本木にあるベーカリーカフェ〈ブリコラージュ〉について勝手に語る。
BETTER FOOD PACKAGING GUIDE
より良い食品の包み方
プラごみ問題が深刻化する現在、「いかに食品を包むか?」というテーマは以前にも増して重要になってきている。私たちはいかにして持続可能な方法で食品を包むことができるのだろうか?