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薬物やDVなどで心的外傷を負った女性たちの施設で火災が発生し、「先生」と慕われた小野尚子が死亡した。
聖母と讃えられた女性の死を皆が悼むなか、警察から遺体は別人だったと連絡がくる。
高潔な聖母は誰だったのか?施設の優紀は、過去に小野を取材したライターの知佳とともに、なりすましの真相を追っていくが…。
人間の内面を深い洞察で描く戦慄の長編サスペンス。吉川英治文学賞受賞作。
篠田節子
1955(昭和30)年東京都生まれ。東京学芸大学卒。東京都八王子市役所勤務を経て’90(平成2)年『絹の変容』で小説すばる新人賞を受賞しデビュー。
’97年『女たちのジハード』で直木賞、『ゴサインタン』で山本周五郎賞を、2009年『仮想儀礼』で柴田錬三郎賞を受賞。’11年『スターバト・マーテル』で芸術選奨文部科学大臣賞を受賞した。