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出版後も継続調査をしています 1999年1月にこの本が出版された後も、毎年サハリンにでかけ、継続調査をしています。今年も既に2週間の調査行を済ませました。その後7種の新記録種を加え、サハリンの蝶は100種となりました。新記録の中には、日本では2400m以上の高山の岩礫地に棲むタカネヒカゲがサハリンでは僅か海抜15mのツンドラ地帯で発見されたことも含まれており、出版元からは改訂版の打診も受けております。これら継続調査の一端は本年発行の「道新総力ガイド 極東ロシア サハリン」に著者自身のコラムで紹介しました。今少し調査を続け、改訂版のみならず、本格的な図鑑の発行の実現を目指します。
気鋭の蝶類研究家4人が、サハリン全島を10年間に渡って踏査・編集した初の原色サハリン蝶類図鑑。謎のミヤマウスバシロチョウを初解明するほか、ルイコフイチゲなどの稀少生物やツンドラの自然などもカラー写真で多数紹介。