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ニワトリは、群れの中の1羽が血を出していると、寄ってたかってその傷をつついて死に至らしめる残酷な生き物なのだという。実は、業績の悪い会社は、傷ついたニワトリを殺すように失敗した人を責めるだけで生産性の全くない会議ばかりしているというのが著者の主張である。
そんな企業の1つだったある銀行からメーカーへの出向を命じられた主人公のジェームスが、その銀行とは経営スタイルが180度違う経営に触れ、そのメーカー経営者の考え方に染まっていく様を描いた1冊。モデルはホンダの創業者、故本田宗一郎氏である。
随所に本田氏の名セリフがちりばめられ、名経営者の人の使い方がよく分かる。ニワトリを殺す企業に勤める人には胸のすく1冊だ。