Detail
メカニズムの進化によって、写真表現は豊かになった。しかし、カメラは機能がすべてではないことも事実である。デザインと質感、作動感触、あるいはブランドイメージによって、撮影者の創造意識を高める魅惑のカメラを紹介。カメラ遍歴二〇年のプロによる、実践写真論。カメラにこだわれば見えてくる、写真とメカニズムの奇妙な関係。
目次
第1部 メカニカル撮影術(コンタックスRTS3 妻を撮る;リコーGR1v 駅までのイメージ;ニコンF100 子供を撮る ほか)
第2部 コンテスト必勝法(コンテストに応募する;撮影会必勝法)
第3部 カメラの未来図(ブランドイメージの謎;デジタルカメラの実体;クラシックカメラの操作性)
赤城耕一
1961年東京都生まれ。東京工芸大学短期大学部写真技術科卒業。エディトリアル、コマーシャルなどの分野で活躍中。
カメラメカニズムについての論考は多くの読者から支持されている。