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「世の中や人生を、数字を通して考えてみると面白いかも」と思った“万”起男さん。本業の医学から、宇宙・統計までの「数字」の意味を考察する。遺伝子情報は3%しか活用されない意味、1日10万個の脳細胞が減っても大丈夫なわけ、日本の国番号81の意味、世論調査の数字のウラなど軽妙洒脱に切りまくる。
向井 万起男
1947年、東京都に生まれる。慶應義塾大学医学部を卒業。専門は病理診断で、慶應病院の患者さんから採られた検体を顕微鏡で覗いて診断する医師。現在、慶應義塾大学医学部准教授、病理診断部部長。これまで、病理学に関する論文、著書多数。しかし、「宇宙飛行士・向井千秋の亭主」であることを潔く自認し、女房に関するエッセイや本の執筆も開始、2009年、講談社エッセイ賞を『謎の1セント硬貨』(講談社)で受賞する。著書に『君について行こう(上・下)』『続・君について行こう 女房が宇宙を飛んだ』『ハードボイルドに生きるのだ』(いずれも講談社+α文庫)ほか。