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二番目の妻と出会う前に、いっそ死んでしまえばよかった――文豪が最も愛した妻の物語。
1920年代パリ。若きヘミングウェイと、物心両面で夫を支える最初の妻ハドリーは、貧しくとも愛に溢れた日々を送る。
だがフィッツジェラルド夫妻ら裕福で奔放な友人との交遊のなかで、やがてふたりの絆は葛藤と裏切りに塗れてゆく……。
史実と文学的想像力が美しく融合した、全米120万部のドラマティックな恋愛長編。
ポーラ・マクレイン
1965年、カリフォルニア州生まれ。両親が育児を放棄したため、二人の姉妹とともに、さまざまな里親のもとを転々としながら育つ。看護助手やピザ配達などで生計を立てながらミシガン大学で詩作を学び、1999年に最初の詩集を出版。『ヘミングウェイの妻』がベストセラーとなり、映画化も決定している。現在は家族とともにクリーブランドに住み、ニュー・イングランド・カレッジで詩作を教えている。