Detail
贈答用のいくらの箱を、そのままティッシュケースにしてしまった一品。誰もがクスッと笑ってしまうこちらは、2016年に木箱会社『吉岡製函』さんとの出会いから生まれました。
現在使用している2kgの箱は昔からある贈答用の規格サイズですが、近年ではいくら価格高騰によって需要がなくなり、1kgや500gの箱が主流になっています。そこで、工場の片隅に積んであった2kgの箱を持ち帰り、再活用することにしました。
蓋は、実際に梱包する際に使うベニア板にスリットを入れて加工。細かな改良を重ねて、いまでは蓋はARAMAKIで製作し、箱は『有限会社岩村製函』さんにつくってもらっています。
テーブルやデスクなど、置いた場所がちょっと華やかになるティッシュケースです。
サイズ|約26.5cm×15.5cm×7.5cm
素材|北海道産マツ材・シナベニア(無塗装)
〈木工品のお取り扱いについて〉
素材は、北海道産のマツの無垢材を使用しています。天然素材のため、環境に合わせて呼吸するように伸び縮みする特性があります。過度な乾燥や湿気は、ソリやワレの原因となることもあるのでご注意ください。濡れたものに直接触れるとシミになる場合があるので、速やかに拭き取ってください。直射日光の当たる場所はできるだけ避けてください。
時間が経つと文字が薄くなったり、木部の色が変わったりしてきますが、一点ごとの木目や色合いの違いとともに、変化を楽しんでいただければ幸いです。木部のお手入れは、乾拭きか固く絞ったふきんで磨いてください。
photo by Mihoko Tsujita