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近代以降の巨大な建造物の時代を経て、今やミニマリスト、SDGsに代表される、環境に配慮した建築の時代になった。
人間にとって必要なものは何か、自然や地球環境とのつながりを重視した生活観、それらを体現するものを人は求めている。
そのひとつの解答が「タイニーハウス」(小さな家)だ。
本書では、世界中の洗練されたタイニーハウスや集合建築など、47作品を紹介。
草原の中のワンルームから先進的な仮設住宅、天文台になるタイニーハウスまで、小さなスペースでも素晴らしいQOL(クオリティ・オブ・ライフ)を実現できることを証明している。
目次
オースティンの巣箱(Nicole Blair)
蘭色のタイニーハウス(David Latimer & New Frontier Design)
木の巣(Helen & Hard Architects)
チャンドラー大通り小住宅集落(Lehrer Architects)
ムーブル・ハウス(Mooble House)
循環型タイニーハウス(Rainer Hirth,Anders Macht,Christopher Nguyen,Til‐Oliver Frankほか)
グランピング箱計画(Studio Officina82)
生物圏ツリーホテル(Bjarke Ingels Group)
地図上の点(Rhizome)
とまり木(Nicole Blair)
小屋その1(Home One)
片側ツリーハウス(Jacobschang Architecture)
キラキラ丸容器(Lumicene)
小屋Y(dmvA)
タイニーハウス・マフェア(Kms Tinyhouse Manufaktur)
一本足の木箱―キビヤルビ・リゾート(Studio Puisto Architects)
小さな都(BARD)
高床式の別荘(Ev Design Office)
タイニーハウス・モーリッツ(Tiny Homeland)
世捨て人の庵(Ilabb architettura)〔ほか〕
リサ・ベイカー
1982年、アイルランドに生まれる。世界各国を旅したのち、ダブリン大学でジャーナリズムと建築学を学ぶ。
2008年にドイツに移住後は、出版社および雑誌からの仕事を精力的にこなしている。