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深酒や食べすぎ、手放せないタバコに慢性的な運動不足…。
体に悪いとわかっているのに、不健康な習慣は改めるのが難しい。実は私たちが思っている以上に、それらの誘惑は強烈なのだ。高齢化社会を迎え、健康を維持することは今や国民的な課題と言っても過言ではない。
生命を脅かし、身体機能を著しく低下させる生活習慣病を予防するにはどうしたらよいか。
またストレスを始め健康を損なうさまざまな要因とどう向き合えばよいのか。
心理学の新しい応用分野、「健康心理学」の見地から具体的な対処法を紹介する。
目次
第1章 わかっていてもできない健康習慣
第2章 医療のパラダイムと変化の必要性
第3章 習慣を変えるための心理学
第4章 食の健康心理学
第5章 ストレスはたまらない
第6章 こころと健康状態
第7章 病気の心理と行動
第8章 健康な社会づくりをめざして
島井哲志
1950年生まれ。関西学院大学大学院修士課程心理学専攻、同大学院博士課程心理学専攻。福島県立医科大学助手、ドイツ・オルテンブルグ大学客員研究員、神戸女学院大学人間科学部教授を経て心理測定サービス健康心理学研究所所長。2004年日本行動療法学会内山記念賞、2005年日本行動医学会内山賞受賞。医学博士。