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アラスカの荒野にひとり足を踏み入れた青年。そして四か月後、うち捨てられたバスの中で死体となって発見される。その死は、やがてアメリカ中を震撼させることとなった。恵まれた境遇で育った彼は、なぜ家を捨て、荒野の世界に魅入られていったのか。登山家でもある著者は、綿密な取材をもとに青年の心の軌跡を辿っていく。全米ベストセラー・ノンフィクション。
目次
アラスカ内陸部
スタンピード・トレイル
カーシッジ
ディトライトゥル・ウォシュ
ブルヘッドシティ
アンサーボレッゴ
カーシッジ
アラスカ
デイヴィス・ガルチ
フェアバンクス
チェサピーク・ビーチ
アナンデール
ヴァージニア・ビーチ
スティキーン氷冠
アラスカ内陸部
スタンピード・トレイル
ジョン・クラカワー
1954年生まれ。ジャーナリスト、作家、登山家。当事者のひとりとして96年のエベレスト遭難事件を描いた『空へ』、宗教の深い闇に迫った『信仰が人を殺すとき』など、徹底的な取材を経て書かれるノンフィクション作品はすべてベストセラーとなり、世界的に高い評価を受けている。