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例えば、「生きる」ってなんだ?という問いにいわく「泥棒して食ったっていいんだぜ」―。ほかにも「働くのがいいなんてウソだよ」「円満な家庭なんてねえんだよ」「有名になるっておっかないことだ」…。
糸井重里が、吉本隆明から引き出すコトバの数々。
驚きに充ちた逆説的人生論だ。
「今、中学と大学が危ない」と考える吉本さんが、若者から大人まで元気づけてくれる一冊である。
目次
「生きる」ってなんだ?
「友だち」ってなんだ?
「挫折」ってなんだ?
「殺意」ってなんだ?
「仕事」ってなんだ?
「物書き」ってなんだ?
「理想の上司」ってなんだ?
「正義」ってなんだ?
「国際化」ってなんだ?
「宗教」ってなんだ?〔ほか〕
吉本隆明
1924(大正13)年、東京・月島生れ。2003(平成15)年、『夏目漱石を読む』で小林秀雄賞受賞。文学、社会、政治からテレビ、料理、ネコの世話まであらゆる事象を扱う「思想界の巨人」。
糸井重里
1948(昭和23)年、群馬県生れ。’80年代に「不思議、大好き」「おいしい生活」などの名コピーで一世を風靡。その一方で’98(平成10)年にホームページ「ほぼ日刊イトイ新聞」を開設。