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アトピー、アレルギー、成人病が蔓延する現代日本。肉類や乳製品を積極的に取り入れる欧米型の食生活で、丈夫な体が作れるのだろうか。
便利だからといってファースト・フードや加工食品に依存していてよいのだろうか―。
日本人の食生活の問題点を鋭くつき、風土に根ざした、伝統的な穀類中心の献立と調理方法をあらためて提唱する、「本当に健康になりたい人」のための栄養学。
目次
第1章 食生活の「五五年体制」崩壊へ
第2章 「栄養素信仰」の大罪
第3章 食源病時代の食事法
第4章 現代型栄養失調の改善策
第5章 FOODは風土が決める
第6章 食生活改善の主役はご飯
第7章 今、子どもと若い女性の「食生活」が危ない!
第8章 間違いだらけの食事常識
幕内秀夫
1953(昭和28)年茨城県生れ。東京農業大学栄養学科卒。管理栄養士。日本列島を歩いての縦断や横断を重ねた末に「FOODは風土」を提唱する。現在、フーズ&ヘルス研究所代表。帯津三敬病院、松柏堂医院などにおいて食事相談を担当。