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優雅だが、どこかうらぶれた男、一見、おとなしそうな若い女、アパートの押入れから漂う、罪の異臭。
家族の愛とはなにか、超えてはならない、人と獣の境はどこにあるのか?
この世の裂け目に堕ちた父娘の過去に遡る―。
黒い冬の海と親子の禁忌を圧倒的な筆力で描ききった著者の真骨頂。
桜庭一樹
1999年「夜空に、満天の星」(『AD2015隔離都市ロンリネス・ガーディアン』と改題)で第1回ファミ通えんため大賞に佳作入選。
2003年開始のGOSICKシリーズで多くの読者を獲得し、
04年に刊行した『推定少女』『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』が高く評価されて注目を集める。
2006年に刊行した『赤朽葉家の伝説』で第60回日本推理作家協会賞を受賞。
今もっとも活躍が期待される新進作家である