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「猫って人間の弱味を握るの、本当にうまいわよね」
月夜に拾った猫は、いつもじっと彼女を見つめていた。
妻子ある男性との恋も、年下男との新しい幸せも―。
女と猫の奇妙な絆を描く表題作他、別れた男から誘いを受けた人妻の甘い葛藤(「眠れない」)や、
元夫の再婚を知った女の憎悪(「ガーデンパーティー」)など、シニカルに、そしてエロティックに語られる、女たちの11の恋愛短編集。
林真理子
1954(昭和29)年、山梨県生れ。
’82年エッセイ集『ルンルンを買っておうちに帰ろう』が大ベストセラーになる。
’86年「最終便に間に合えば」「京都まで」で直木賞を、’95(平成7)年『白蓮れんれん』で柴田錬三郎賞を、’98年『みんなの秘密』で吉川英治文学賞を受賞