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東京での仕事から撤退し、辿り着いた先は北海道の富良野。
大地は清冽、人間は鮮烈。
好奇心旺盛、モノにこだわらず、バカ騒ぎ大好き、その上限度を知らない。
富良野に棲息する、そんな男たちへの驚嘆が圧倒的な感動へと変わる時、永遠の名作ドラマ「北の国から」が生まれた―。
名脚本家が綴った人間讃歌エッセイには、北の大地を揺るがす熱気が満ちる。文庫版では新章「あのあと」を収録。
目次
北海ヘソ縁起
いるかい
山口
「夢か」
メロン崩れたり
冬将軍馳ける
アウト
煙、たなびく
闇鍋の夜
ありンす
さらば、リンさん
ああ!流氷
北大神田書店
赤頭巾ちゃん、起きないで
フィーバー・空知川
雪虫の朝
倉本聰
1935(昭和10)年、東京生れ。東京大学文学部美学科卒。脚本家。
『前略おふくろ様』『北の国から』『昨日、悲別で』『ライスカレー』『拝啓、父上様』『風のガーデン』など、
昭和から平成を代表する名ドラマの脚本多数