Detail
古都・鎌倉の山の上。静かな住宅街に1軒のパン屋がある。夫婦二人三脚で営むパン屋には、ショーケースも看板もない。あるのは、小さな家庭用オーブンで焼き上げる、シンプルなパン。だが全国からのオーダーは後を絶たず、順番待ちは3年にもなる。ある者は愛する家族のため、ある者は病と闘いながら、パンがやって来る日を、じっと心待ちにしている。人々に幸せと生きる勇気を届けるそのパンは、いつしか“天使のパン”と呼ばれるようになった―。
目次
序章 天使のパン
第1章 自転車と泉己くんと、私
第2章 そして、あの日
第3章 そうだ!パン屋になろう
第4章 “幸せ”が届きました
終章 私たちのこれから
光は必ず射してくる―あとがきにかえて