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私たちはなぜ犬を愛し、豚を食べ、牛を身にまとうのか
私達が当然のこととして受け入れているカーニズム(肉食主義)は、家畜動物に生まれてから死ぬまで、想像を絶する苦痛をもたらし、世界中のあらゆる場所で不正行為の原因ともなっている。また、この不可視化された信念体系は、私たちの考えを歪め、感覚を麻痺させている。カーニズムの成り立ちを、社会心理学的視点から分析し、畜産業に従事する人や一般人へのインタビューを交えた分析をもとにその仕組みを解き明かす、気鋭による画期の書。(序文 ユヴァル・ノア・ハラリ)
肉食主義の成り立ちを、社会心理学的視点から分析し、我々がなぜ肉食に捕らわれ続けているかを明らかにした画期の書。
目次
第1章 愛玩用か食用か
第2章 肉食主義「そういうことになっているから…」
第3章 カーニズムの現実
第4章 巻き添え被害―カーニズムによる二次的な被害者たち
第5章 カーニズムの神話―カーニズムを正当化するために
第6章 鏡の国のカーニズム―内面化した肉食主義
第7章 目撃証人になること―カーニズムから慈悲へ
メラニー・ジョイ
社会心理学者。慈善団体Beyond carnismの設立者兼代表者でもある。