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水と緑に触れるだけで あなたの脳はこんなにも変化する!
野外で過ごすと、頭が冴えた気がする?
それは気のせいではありません。
登山やダイビングやランニングなど、アウトドア好きなら知っている「自然の中にいるとリフレッシュする」不思議な感覚。
世界の科学者たちはいま、自然がこのような人の気分やウェルビーイングだけでなく、思考力にも及ぼす影響を数値で示そうとしている。
記憶し、計画を立て、想像力を発揮し、集中する力、そして社交能力までもが、自然によって左右されるというのだ。
自然の中で15分過ごせば血圧とストレスが低下して気分がよくなる一方、45分過ごせば認知機能や活力、熟考する力が増し、3日過ごせば創造性が50%向上するという驚きの実験結果も。
気鋭の科学ジャーナリストが世界中を飛び回り、体当たりで数々の実験に参加して「人間と自然の深いつながり」を突き止めた意欲作!
目次
【目次】
プロローグ─戸外の大気は人を元気にする強壮剤
PART1 「ネイチャーニューロン」をさがして
PART2 最初の五分間──身近な自然
PART3 一か月に五時間──自然に触れる習慣で変わる
PART4 三日間──大自然が脳に与える効果
PART5 庭のなかの都市
エピローグ
フローレンス・ウィリアムズ 著
Florence Williams
作家、ジャーナリスト、ジョージ・ワシントン大学客員学者。『アウトサイド・マガジン』の編集に携わるかたわら、『ニューヨーク・タイムズ』『ニューヨーク・タイムズ・マガジン』『ナショナル ジオグラフィック』などに環境、健康、科学をテーマとした記事を寄稿。デビュー作『おっぱいの科学』(梶山あゆみ訳、東洋書林、2013年)は、ロサンゼルス・タイムズ・ブック賞(科学技術部門)を受賞し、『ニューヨーク・タイムズ』紙の「今年注目を集めた100冊」にも選ばれる。